生き物たちの能力

Aqua Design Blue'S

こんにちは。

静岡で活動しております
Aqua design Blue’Sの佐久間です。

さて、いきなりですが問題です!

生後2か月程度の赤ちゃんライオン(少し大きめな抱っこ出来るサイズ)
と大人の大型犬。

どちらが強いと思いますか?
(ライオンはネコの仲間なので、ネコ対イヌです)

飼育係をしていた頃に
赤ちゃんライオンの抱っこイベントで活躍していた
人工哺育で育てている生後2か月程度の赤ちゃんライオンがいました。
(大きくなったら群れに入れる練習をします)

ストレス軽減の為にイベントは数頭の子で交代で
頑張ってもらうのですが、それ以外の時間帯に
檻にずっと入れておくのはあまりよくないし、
お客様に見て頂く為に犬のふれあいエリアの一画で
展示(日向ぼっこ)をさせる事になりました。

その際、大型犬たちが放し飼いにされているエリアに
赤ちゃんライオンを試しに入れてみようという事になりました。

もし犬たちに攻撃されたらすぐに救出せねば!と
トレーナー達の間に緊張感が漂います。

その結果が最初のクイズの答えなのですが、
どーなったのかというと
犬達はみんなシッポを丸めてだれも
ライオンに近づきませんでした。

興味を示すどころか、みんな隅で固まっています。

いつも端で寝ている、人見知りの「ドリー」という名の犬だけは
なぜかシッポを振りながら遊びに誘うポーズを見せるという
わけの分からない行動を見せましたがwww

というわけで結果は
「ライオンの勝ち!」

この実験の凄いところは、
犬たちは『百獣の王ライオン』という
生き物を今まで見た事もなければ、
その強さというものも全く知りません。

しかもその赤ちゃんだというにも関わらず、
(ドリー以外の)みんなはその危険さを
動物としての本能として察知して近寄らなかったという事です。

確かに赤ちゃんと言っても、その足は太くてしっかりして
いるし、噛む力は強い!
寝起きなどで機嫌が悪い時に咬まれると超痛くて、
私の手にはいまだに咬まれた跡が残っています。
抱っこの時には機嫌が悪くならないようにあやしてから
お客様に渡しますが、その陰では凄い力で咬まれて
痛がっている私がいたのです。

同じような話として、
ある鉄道会社からの依頼で、
野生の鹿が走行中の列車との
衝突事故をたびたび起こしていた為に
その対策としてライオンの糞を
線路の周辺にまいてみるという
実験をしました。

その結果、衝突事故が減少したという事がありました。

これも、鹿たちは全く知らない生き物のライオンを
匂いで本能から危険と感じていたという事になります。

動物たちの本能って凄いですよね!

魚の世界に目を向けて見ると、
イソギンチャクと共生をするクマノミ。

水槽で生まれた子たちは、海にいるイソギンチャクという物を
見た事なければも親たちがイソギンチャクに入っている姿も
知らないのです。
それなのに、しっかりとイソギンチャクに入って
自分の身を外敵から守ろうとする子がいます。

これも本能です。

生き物や自然には、不思議がいっぱいです!

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