25年ぶりの深海生物

Aqua Design Blue'S

こんにちは。
静岡のAqua design Blue’Sの佐久間です。

先日、深海魚専門の漁師さんが25年ぶりに網にかかったという
珍しい深海生物を見て来ました。

その生き物は、弊社が使用している日本で最も深い駿河湾の海洋深層水の資料館
「深層水ミュージアム」
という施設で展示されています。

名前を
『カイロウドウケツモドキ』
と言って、現在生きたまま展示しているのはおそらく国内で唯一です。

見た目には生きているのかよくわからないのですが、
過去には鳥羽水族館や美ら海水族館で6年間ほど飼育されたという記録があり、
水圧や水温などの問題で長期の飼育は相当難しいようです。

この生き物は、深海に生息している原始的な生き物で、2万年以上も前から
棲息していると言われています。

体の表面にはたくさんの穴があり、内蔵などの臓器はありません。
その穴から海水を取り込み、プランクトンをこしとって栄養としているそうです。

そして、その内部には
「ドウケツエビ」
と呼ばれているエビがオスとメス1匹づつ住んでいます。

このエビは体が小さな時に穴からカイロウドウケツモドキの中に入り込み、
中で成長するので大きくなると外に出られなくなり、一生をこの生き物の中で過ごします。

カイロウドウケツモドキが食べ残したプランクトンを餌としており、
中にいる事で外敵からも守られます。

上部は網状のフタになっています。

見た目からもどこか食虫植物を彷彿させますが、
食虫植物とはエビと本体との関係性が全く違います。

表面の穴からは中のエビの姿を見る事も出来ますよ!

名前にある
「カイロウドウケツ(偕老同穴)」という言葉は、
夫婦が仲良く過ごして共に年を重ね、死後は同じ墓に入るという意味があるそうで、
このエビからそのような名前がこの生き物には付けられたそうです。

たた、「モドキ」という名前がついているように
「カイロウドウケツ」
という名前の生き物もいるようで、
美ら海水族館が深海生物を捕獲する専用機材で採集を行ったりもしていますが、
どこが違うのかなど相当専門的で珍しい生き物なので、
細かい違いなどは調べてもよくわかりませんでした。

その見た目からも
「ピーナッツの花かご」
とも呼ばれている不思議な生き物、
カイロウドウケツモドキ。

綺麗な状態を保ったままの貴重な標本は、
古くからマニアにも愛されているようです。

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