冬はゆっくり温泉に
こんにちは。
静岡のAqua design Blue’Sの佐久間です。
今年はネズミ年!
ネズミなので水族館とは無縁な生き物と思われがちですが、
全国の水族館ではネズミにちなんだ生き物の展示などが
されています。
そのほとんどは、ネズミフグなど「ネズミ」という名がついている魚の
展示なのですが、近年水族館では本物のネズミの仲間を
展示している施設も多くあります。
その代表的な生き物が、ネズミ目テンジクネズミ科に分類される
カピバラです。
水族館でカピバラを展示というと少し違和感を感じる方もいるかも
しれませんが、このカピバラは脚に水掻きがついているほどに
実は泳ぎが得意な生き物で、湖や川、沼地周辺の草原に棲息しています。
その為、ある淡水魚水族館では大水槽で魚たちと一緒に展示されており、
トンネル水槽からもカピバラが泳ぐ姿を見る事が出来ます。
そんな今や全国的に人気動物の仲間入りをしているカピバラですが、
静岡県にはカピバラの聖地と呼ばれている施設があります。
「伊豆シャボテン動物公園」です。
この施設では、冬に飼育係が温水を使って展示場を清掃したところ、
カピバラが温水の水たまりに気持ちよさそうに入った事をきっかけに
『カピバラ温泉』と題してカピバラに温水に入ってもらうという
見せ方をしています。
今やこのカピバラ温泉は全国の多くの施設でマネをしているぐらいに
メジャーになった見せ方で、その中でもカピバラの展示に力を入れている
5園が提携を結び、毎年「カピバラの長風呂対決」という企画を行っています。
この企画は各園の代表に選ばれたカピバラが、お湯に浸かってから出るまでの
時間を競うというもの。
今年もその対決が行われ、
優勝は「那須どうぶつ王国」の子で
時間はなんと3時間2分55秒!
まさしく長風呂!!
それに対して最下位は、
「いしかわ動物園」の子で
4分32秒!
なんでやねん!!w
この癒し系動物カピバラですが、
名前の由来は現地のインディオのツピ族の言葉で
『草原の支配者』という意味があり、
メチャクチャ早く走る事も出来ちゃいます。
カピバラはそんな生き物ですので、もし水族館で見かけても
「何でやねん」とは思わず、
ぜひゆっくり観察して見て下さいね!
元祖カピバラの湯の伊豆シャボテン動物公園はまたいつか
紹介しようと思います。
アクアデザインブルースのHP
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Aqua design Blue’S 公式ホームページ