世界ペンギンの日

Aqua Design Blue'S

こんにちは。
静岡のAqua design Blue’Sの佐久間です。

本日、4/25は
「世界ペンギンの日」です。

アメリカの南極基地に毎年4/25頃になると
アデリーペンギンが姿を見せた事から基地の研究者たちが
この日を「ペンギンの日」と呼ぶようになった事が最初と言われています。

日本では1915年に上野動物園で飼育されたのを皮切りに、
現在では世界にいる18種類のペンギンの内
11種類約4,000羽が国内で飼育されています。

この数と種類は世界一で、全世界で飼育されているペンギンの
1/4以上もの数が日本にいるそうです。

私の以前勤めていた施設では8種類ものペンギンを飼育しており、
飼育数はおそらく国内最多で毎年たくさんの赤ちゃんが産まれており
全国の動物園・水族館、そして海外の施設へと旅立っています。

特に世界最大のペンギン、
「エンペラーペンギン(皇帝ペンギン)」は
南極条約の関係で世界でも4施設でしか飼育されていない超希少種で
世界で2施設目となる繁殖に成功している施設なので
ペンギン好きな方なら絶対にオススメです。

先ほど日本はペンギンの飼育が世界一で、
色々な場所に旅立っているというお話しをしましたが
あまり知られていないお話しがあるので紹介をします。

世界中の動物園で人気の動物の一つと言えば、
ジャイアントパンダです。

今でも全国の動物園が飼育をしたがっていますが、
パンダは世界的な保護動物で中国の一級保護動物でもあるので
飼育が許されている施設は世界でもごく僅か。

日本では日中国交正常化を記念して、
1972年に上野動物園に「カンカン」と「ランラン」の2頭が中国から贈られて来ました。
この年の年間入場者数は700万人を超え(現在は約400万人)
空前絶後の『パンダフィーバー』が起こります。

この時に変わりに日本から中国に贈られたのが、
オオヤマザクラとニホンカラマツの植物。

そして、翌年に
ニホンカモシカとフンボルトペンギンが
中国に贈られました。

つまり、パンダと動物交換として中国に渡った動物がペンギンなんです。

でも日本固有のニホンカラマツと日本カモシカ、
日本を代表する植物サクラはわかりますが、
なぜペンギンが選ばれたと思いますか?

実は当時の中国にはペンギンがおらず、とっても珍しい生き物だったんです。
今では水族館の建設ラッシュにより中国にはたくさんのペンギンが飼育されていますが、
ペンギンの飼育技術を最初に伝えたのは日本という事なんですね~。

超人気動物の変わりがペンギンとカモシカって、
とても意外な感じがしませんか!?

これだけたくさんのペンギンに会えるのも日本人の特権ですので、
(コロナが終息したら)ぜひ色々な子たちに会いに行ってあげて下さいね~。

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