2022年新年のご挨拶 東城幸恵
東城ゆきえです。
Aquarium TOJO Family Team の皆様
あけましておめでとうございます。
皆様昨年はどのような一年を過ごされましたでしょうか。
少々長いですが年に一度のご挨拶よろしければお付き合いくださると幸いです。
お陰様で我が家のお魚さん達も穏やかに新年を迎える事が出来ました。
と言いますのも実は我が家のらんちゅうさん2匹のことですが、昨年10月27日に2018年4月7日から飼ってからずっと同じGEXの小型オーバーフロー水槽で飼育していました。
だいぶ大きくなってきたため、水槽が小さく感じていました。
水槽自体も3年半近くの使用で汚れが蓄積し、たまに濾過槽やろ材を念入りに洗っても追いつかないのではないかと思っていた矢先に「大きい子」と「小さい子」と我が家では呼んでいて、大きい子が以前より転覆病を患っていましたが、身体全体が充血して弱々しくぐったりと水槽の底で動く事もできない重症になっていました。
もう本当にダメかもしれない寸前でした。
私達は予定をキャンセルして、今より少し水量のある丸いガラスの器に移しました。
エアレーションだけで濾過機能は無く何度も水替して水の状態を保つようにして祈るように毎日見ていました。
そこから数日は水槽の底で体中が赤く充血して呼吸も早く沈んで動けないままの状態が続きました。ご飯も食べない状態でした。
それでも3日目後半にご飯を食べようとする意欲が見られ希望がわきました。
転覆しているので自分で体を自由に操ることができなくて、うまく食べられませんがそれでも食べようとする意志が見えて懸命に生きようとしていることを感じました。
少し食べられるようになったおかげで2週間経つころには、時折水面に向かって泳ぐようになるまで回復してきました。
まだ体のコントロールが利かないので水面に顔を出した後は、底に落ちるというような感じでしたが、12月に入ってからは泳ぎもよくなってきて底にふわっと降りるように尾ひれを使えるようにまでなりました。
「みんなで新しい年を迎えようね」と、いつも言いながら師走を迎え、無事新年を迎えることができ本当に良かったと思っています。
このらんちゅうさん達は、以前東城が「らんちゅうレンタル」を考案し実現可能な企画かどうかテストするために我が家で飼育することになった経緯がありました。
結論から言うと適していないと私は思いました。
生き物は安易な気持ちで買う(飼う)べきではないと強く思います。
その後の飼育するための費用や手間、時間(長期の旅行にも気軽に行けません)も飼育のために使うことになるからです。
病気や死んだときの精神的ショックもあるので責任と共に覚悟も必要に思います。
もちろん家族としての可愛さ癒しは皆様もご存じのとおりです。
今ではこのらんちゅうさん達は、私にとってとても大切な存在になっていて、いつも気にかけています。転覆がひどいときは一日中心が痛いです。
先日大型テラリウムの立ち上げで水草や苔、小型観葉植物を仕入れましたが、かなり余ってしまいました。植物も生き物ですので、余ったからと言って簡単に捨てるわけにはいきません。
もし余ったら処分したらいいと簡単に処分を考えるなら そのビジネスはいつかはダメになるでしょう。
愛媛南予地方の言い伝えで「生き物をないがしろにしたらとんでもない罰が当たる」と言われています。
植物にしても買うときにはその先を考えて責任を持つべきと東城に話してベランダで水草を栽培してもらっています。(小型ヒーターを入れています。おそらく電気代がかなり高くなることでしょう)
私は世界中のコロナウイルスや気候変動においても地球から人類に対して何かメッセージのようにも感じています。
人類は進化と知恵で他の生き物より突出してこの地球上を支配できるようになりました。
それでもこの地球からみれば人類だけが特別ではなく同じ命、同じ生き物だと私は思えてなりません。
そのような見方をすると私は共生、共存「他種族」を尊重したいと思えてきます。
彼ら(他種族)の生活様式や習性は人類の感覚と当然異なります。
それを理解して受け入れ尊重することこそが、本当の意味で他種族と共生、共存できるのではないかと思っています。
人間目線で他種族に接して動くぬいぐるみのように自分のしたいように抱き寄せたり、寝ているところを触ったり・・・そんな自分本位な行動で生き物に接しているのを見ると、他種族を人間の好きなようにしたいのだな・・・と、思ってしまいます。
なので私は、飼っているネコに自分が抱っこしたいから抱っこする行為をなるべくしないようにしています。
よく観察すると我慢してじっとしている、本当は嫌がっているサインが見えるからです。
ネコから膝の上に乗ってくるのを待っていて、上がって来てくれた時は相手(ネコさん)の意志を尊重してよかったと思えます。
そのような感覚で、お魚も「他種族」として見てあげたい。
私は自宅のお魚さん達にそんな意識で接しています。
たとえば暗い部屋に帰ってきて突然明るい電気をつけることは決してしません。
(人も寝ている状態で突然電気をつけられると不快ですよね)
エアレーションの振動も不快だろうと、振動吸収マットを買ってすべてのエアレーションに付けました。
他種族それぞれの習性を理解し、その習性を尊重した飼い方を自分が出来るところからしてあげたいと思っています。
Aquarium TOJO Family Team は魚を商売道具と考える他業者とは意識が違うと思います。
皆様も大切に扱っていることと思います。またいろいろとお話を聞かせてくださいね。
さて話は変わり昨年もめまぐるしく仕事に追われる日々でした。
私は東城をサポートする仕事をしています。
料理で例えるなら、厳選された良い食材を入手するには調べたり、比較して情報を集めてから購入すると思います。
買ってきたら洗って皮をむいたり切って、その食材に合わせて、水にさらしたり等、下ごしらえをしてから、ゆでたり炒めたり蒸したり煮たり焼いたり揚げたりと、さまざまな方法でメニューに合わせて調理しますが、料理は一品で成り立つものではありませんし盛り付けもありますね。
その料理の手順と同じようなイメージでAquarium TOJOの仕事に携わっています。
東城は発想力が斬新でつねに先をみている感覚にいつも驚かされています。
2022年も東城ならではの視点とリーダーシップでこのAquarium TOJO Family Team を引っ張っていくでしょう
Aquarium TOJO Family Teamの皆様 どうかお体をご自愛くださり、この一年益々のご活躍をお祈り申し上げます。
簡単ですが年始のご挨拶とかえさせていただきます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
取締役社長 東城幸恵