河川清掃の日
こんにちは。
静岡のAqua design Blue’Sの佐久間です。
本日は、町内の河川清掃が行われました。
町内を流れる小さな川を清掃したのですが、
ザリガニがいたり、タニシがいたり、カブトブシの幼虫を見つけたりと
普段はなかなか気づかない小さな自然を発見しました。
ただアメリカザリガニは外来種で、2020年11月からは
特定外来生物の規制対象として無許可での新たな飼育や放流などが禁止されています。
それよりももっと問題だと思う事が実はあって、
色々な場所で行われている河川の工事。
水害を無くすというのはとても大切な事でそれに伴う事業も必要なのは、
理解出来ます。
しかし工事の方法に問題があって、コンクリートで全て固めてしまうと
生き物たちが棲息出来ない環境になってしまい、魚の遡上も困難になってしまいます。
それなのに工事の看板を見るとコンクリートで固める事が正義のような
表記をされている事が多く、子供たちが見たらこの工事が正しいものだという認識を
してしまいます。
何度も言いますが工事をする事が悪いのではなくて工事の方法が悪くて、
自然環境も守るという事が度外視されています。
そして、最近もう一つ問題な事があります。
新聞やテレビを見ていると
「昔の自然環境を取り戻すために川に魚を放流した」
というニュースをよく見かけます。
実はこれも問題!
もともとそこに住んでいなかった魚を放流したり、中には
コイや金魚を放流するなんて事が全国で行われています。
金魚やコイは本来は川に棲息していませんし、それらの魚が
川を綺麗にするという認識は間違いです。
むしろ、川を汚す要因になります。
それにも関わらずそれが正しいと積極的に放流をし、
マスコミも「正しい事」だと報道しています。
間違っている事を、下調べもしないで言われた事をそのまま
報道するようではマスコミとして本当にダメ!
また棲息環境が悪化しているのに体力のない稚魚を放流して
終わりというのもダメで、まずは環境の整備をする事の方が
大切です。
身近な自然って気づいた時にはなくなっていたり手遅れになっている事が本当によくありますので、
普段から小さな変化に気づく事が大切なんだと思います。