水族館の海水はどこから?

Aqua Design Blue'S

こんにちは。
静岡のAqua design Blue’Sの佐久間です。

先日ちょっとした用事があり、
今年の水族館始めとして沼津市の
「伊豆・三津シーパラダイス」に行って来ました。

水族館の紹介は弊社のFacebookでもさせて頂いているので、
今回は水族館の裏側についてのお話しを。

水族館の館内で使用されている海水は、施設により
調達方法がさまざまです。

遠く離れた綺麗な海から貨物船に積んで来て使用する施設もあれば、
人工海水と天然海水を併用している施設、
中には全て人工海水を使用しているという施設もあります。

一番多いのは、水族館近くの海から専用の配管で汲み上げて使っているというパターン。

この水族館も湾内に設置されている専用の配管で汲み上げて使用しています。

天気の良い日は本当に海の透明度が高く、ソラスズメダイやオヤビッチャなどの魚が
泳いでいる姿が見えます。

実はこの水族館で汲み上げた海水は、同じ系列の他の水族館でも使用されていて、
県をまたいだ神奈川県にある箱根園水族館で使用している海水は、
ここから運ばれています。

箱根園水族館は日本一標高の高い場所にある海水水族館で、
海抜723mにあります。

敷地内にあるこの給水口が、その海水を運ぶ際に使用する専用のもの。

海水を運ぶ為の専用のタンクローリーを水族館が持っていて、
この配管に接続をして海水を積み込んでいます。
箱根園水族館までは車で約1時間程度の距離で、10トントラックで朝夕の2回ほど運んでいます。

箱根園水族館は大水槽だけでも1,255トンもの水量がありますので、
これだけ運んでももちろん足りませんのでろ過して使用する事はもちろん、
「好適環境水」という海水魚にも淡水魚にも使用出来る水を
水族館としては世界で初めて常設で使用しています。

この好適環境水というのは国内の大学が研究開発したもので、
淡水に電解質を加える事で同じ水槽で海水魚と淡水魚を飼育する事を
可能としたものです。

病気が発生しにくく魚の成長が早く、低コストで場所を選ばずに
海水魚も飼育出来るという事で、養殖分野での活用が期待されています。

ただ水族館での使用は、あくまでもこの研究を紹介する水槽に使用しているだけのものになります。

このような海水の確保についての話はかなり専門的な分野の事なので、
現場で働く飼育係もあまり詳しくは知らないかもしれません。

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