東洋一の大水槽
こんにちは。
静岡のAqua design Blue’Sの佐久間です。
先日、
「閉館する東海大学海洋科学博物館を案内して欲しい」
とお声がけを頂き、プライベートで案内をしてきました。
こちらの施設は同じ静岡市内に同様の海洋博物館が建設される事と
施設の老朽化から一般公開を終了する事が発表されていました。
※元々が大学の施設である事から海洋学部の学生たちの実習や研究拠点として
施設は取り壊されない事は決まっていたのですが、あまりにも
施設を継続して欲しいとの声が多い事から、水族館エリアのみ週末と
夏休みに公開する事が発表されています。
行ってみると凄い混在!
みなさん閉館するという話を聞いて、来ているようでした。
普段はガラガラなのに、閉館しないで欲しいとの声とお客さんが殺到するというのは
それはそれで何か残念な事です・・・。
いつも賑わっていたらよかったのに。
地元の人ほどこの水族館の凄さを知らないんですよねー。
本当に凄い功績と貴重な展示物が一杯の世界に誇る施設です。
一つ一つ説明すると本当に長くなるので、
小分けをして少し紹介をしたいと思います。
まずはこの水族館のメインとなる円柱水槽。
1970年の完成時には
「東洋一」と言われた大水槽はガラスで出来ていて、
ガラス水槽としては現在でも日本一の規模。
ガラス水槽の特徴として、水槽には16本の大きな柱があります。
ガラスの厚さは15.6cmあり、ガラスには青みが付けられています。
サイズが横幅と奥行が各10m、高さが6mあり、
見る場所によって「サンゴ礁」「海藻」「砂底」「岩礁」と
違った顔を持っていて、スロープを上ると水槽上部を、
階段を降りると水槽を下から見る事も出来ます。
この大水槽のシンボルは、大きなシロワニ。
当時はシロワニを展示している施設自体が非常に珍しかったはず。
デザイン的にアクリルが主流の新しい水族館とは違っていて、
歴史を感じる素敵な水槽です。