世界唯一の水族館がオープン!
こんにちは!
静岡のAqua design Blue’Sの佐久間です。
先日、静岡県内にオープンしたばかりの世界で唯一の水族館を
見学して来ました。
「幼魚水族館」
と名付けられたその水族館は、世界で唯一の幼魚を専門に展示している水族館です。
幼魚を専門と簡単に言いますが、実はそれがもの凄い大変なんです。
魚の世界では幼魚の研究というのはあまり進んでおらず、生態はもとより
幼魚の時の姿すらわかっていない種類も一杯います。
その為、幼魚を捕まえるというのは思っている以上に難しく、
水族館で展示する為に状態よく運んで餌付けをするという基本的な事が
とにかく大変なんです。
それを専門にやっているのだから、「世界唯一」の水族館なのも頷けます。
この水族館の館長は各メディアにも度々登場している「岸壁幼魚採集家」という
肩書を持つ鈴木香里武さん。
運営は静岡県内に会社を持ち、私達もお世話になっている生体問屋さんが行っています。
展示するのが幼魚なので館内はとてもコンパクトで、ショッピングセンター3階の一画にあります。
大きな水槽もないので、簡単に見るだけならおそらく10分もあれば十分な規模。
でも生き物がとても小さく、水槽内が本当の海を模したディスプレイをしているので、
隠れている生き物たちを探すのはなかなか大変!
港に溜まるゴミをイメージした展示
なんと!クラゲ水槽にはビニール袋が!
クラゲと間違えてビニール袋をウミガメやイルカなどが飲み込んでしまうのも納得します。
幼魚は見た目も可愛らしく、大人とは違う姿をしていたりするので、一つ一つの水槽は見ごたえがあります。
そして、海ではどのようにして身を隠しているのかがわかります。
ただ、どちらかというと本当に魚が好きな方の方が向いている感じなのと、
ショッピングモール内にあるという立地条件、目玉となる水槽や生体がないという点から、
今後はいかにリピーターを確保するのかと、認知度を上げるのかが課題なのかなと思います。
それでも、他にはない展示というのはとても魅力的だと思います。
世界初の幼魚の透明標本
どこかに遊びに来たついでにでも、ぜひ立ち寄ってみてください。