渋川マリン水族館

Aqua Design Blue'S

こんにちは!
静岡のAqua design Blue’Sの佐久間です。

弊社のFacebookにも掲載しましたが、
今回は水族館のご紹介記事です。
Facebookに掲載したとは言っても、写真や文章は多少違う内容にあえて
していますのでもしよかったら両方見てみて下さいね~!

今回紹介するのは岡山県唯一の水族館(カブトガニ専門の水族館などはあります)
「玉野市立玉野海洋博物館」
通称
『渋川マリン水族館』
です。

1953年開館の小さな市営水族館ですが、
最近は大きくてオシャレな水族館が多いのでどこか時代を感じる良き水族館といった感じです。

館内はこんな感じ。

水槽は常設のものが34個程。
追加で市販の水槽なども設置されていますが、約180種2,000点の生き物が飼育されています。

あまり知られていませんが、飼育の難しいイカナゴの展示が見どころ。
擦り傷に弱い魚なので網では捕獲が出来ず、展示の為に一本釣りをする必要があります。
(同じような理由から、サンマやタチウオも水族館での展示は珍しいです)

性格的にも怖がりのようで、残念ながら基本的には砂に潜っていて水槽内を泳ぐ姿はなし。
よーく見たら顔だけ出している子が数匹いました。

館内に展示されていたツチクジラの全身骨格標本。
千葉県で水揚げされているクジラで、千葉の捕鯨会社からの寄贈品。
意外とこのクジラの標本は珍しいのですが、外にはキャッチャーボートで使用されていた捕鯨砲も展示されていました。

捕鯨とは関係ないこの町に展示されているのは謎なのと、
捕鯨に関することが書かれていたボードの内容がかなり古いのが残念。

博物館という名前なだけあって、展示されている貝類の標本も約1,000点。

珍しいエンペラーペンギンの剥製も。これも捕鯨船絡みかな?

タナゴ大好きな吉本芸人、佐久間一行さんが水族館特任ディレクターに就任しており、
タナゴ水槽を手掛けています。

館内の水槽は瀬戸内海に棲息する生き物が中心です。

この水槽がこの水族館のメイン水槽です。

水槽内のディスプレイは昔ながらといった感じ。

外にはゴマフアザラシやウミガメがいたり、タッチング水槽があったりします。

もう一つぜひ見ておきたいのは、外にいるキタオットセイ。

静岡県の「三津シーパラダイス」で水産庁の許可の元、飼育・生態研究が行われていた個体で、
研究の終了に伴い青森県の浅虫水族館とここに2頭づつ運ばれました。
たまに保護された子が水族館に運ばれて飼育されたりはしますが、絶滅危惧の為に法律で捕獲や飼育が
厳しく規制されており、常設で展示されているのはこの3つの水族館のみ。
西日本では、唯一の展示になります。

小さな水族館ですが、すぐ目の前は砂浜。
少し行くとオモチャ王国や動物公園があるので、きっと地元の子供連れには人気な施設なんだと思います。

水族館の飼育係を目指している人や勉強をしている人は、
大きな新しい水族館だけではなく、ぜひここのような古くて小さな水族館も訪問してみると勉強になると思います。、

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