金の殻に無理やり入れられたヤドカリ
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【金の殻に無理やり入れられたヤドカリ】
こんにちは、東城久幸です。
これは昔の話です。(約20年前)
私はとある有名な貴金属会社に声をかけられました。
弊社では金や銀をどんな形にも加工する技術があります!
そのことをアピールするためにイベントでヤドカリの入る貝殻を金で作るからヤドカリと水槽を手配して欲しいとのことでした。
その当時の私にはヤドカリの知識もなく言われるままに自分のできることをしてみました。
ヤドカリが入る貝殻を手渡し金銀で作ってもらいました。
そしてでき上がった金や銀の宿に当然入りたがらないヤドカリの貝殻を縛り付け目の前に金の貝殻を置いたのです。
その結果ヤドカリは仕方なく金の殻に入り、業者の考えるように金を宿るヤドカリになりました。
しかし悲しい悲劇はその後に起こりました。
金や銀はヤドカリの体に悪影響を及ぼしヤドカリは死んでしまったのです。
さらにはまた他のヤドカリを同じようにして死なせてしまいました。
今から思えば本当に可愛そうなことをしてしまったのです。当然今では金属を水槽に入れることすらしていません。
それでも現在全国で行う教育目的でもある「スケスケ展」(中が見えると言う意味)と言うイベント
の中で貝殻の中が見えるように透明なアクリルで貝殻を作りヤドカリを展示しています。
今回の場合アクリルの殻は軽くヤドカリの体に悪影響は無いようです。
とは言えイベントが終了したら直ぐ元の貝殻と交換してもらい大切に育てられています。
東城幸恵のブログ内にもこの内容が書かれていますので是非ご覧ください。
【東城幸恵ブログ】
最後にスケスケ展のヤドカリの画像です。