自然を学ぼう
こんにちは。
静岡のAqua design Blue’Sの佐久間です。
みなさん、淡水魚ってどんなイメージがありますが?
水族館の世界では海水魚に比べるとどこか地味なイメージがあって、
特に日淡と呼ばれる日本に棲息している生き物に関しては特に
関心が少ないという印象が私の中にはあります。
世界には3万5千種を超える魚がいるそうですが、
その内に約50%、約1万8千種ほどが淡水魚なんだそうです。
日本には約400種が汽水と淡水域に棲息しているそうで、
その内のなんと42%が絶滅危惧種に指定されているようです。
先日、視察をしてきた兵庫県豊岡市。
この町は日本の野生化では最後の個体となったコウノトリが保護された町で、
一時日本から絶滅をしたコウノトリの野生復帰を行っています。
コウノトリという鳥は淡水魚や昆虫・爬虫類などの
生き物を100%ご飯としている鳥で、
絶滅した理由は人間の乱獲や自然環境の破壊が主な理由です。
この町では世界初となったコウノトリ野生復帰プログラムを成功させるために、
非常に長い年月をかけて行政・農家・市民が一丸となって
自然環境の整備を行ってきました。
最初は理解もなかなか得られない中からスタートを始めたそうですが、
「コウノトリのために」という言葉から賛同者が増えて行き、
今ではコウノトリの街として世界的に有名になっています。
コウノトリのために始めた事が、街を有名にし、大きな経済効果と
自然環境の回復につながった素晴らしい街でした。
市内にあるコウノトリの飼育・研究施設
「兵庫県立コウノトリの郷公園」内にある
【豊岡市立コウノトリ文化館】
では、街に棲息している生き物たちに関する展示物がたくさんあり、
淡水魚を展示した水槽がたくさんありました!
施設自体はそれほど大きくないのですが、
コウノトリはもちろん、自然環境に関する展示内容としては
とても充実している施設で勉強になりました。
飼育されているコウノトリも一部見学が出来ますが、何よりも
空を自由に飛んでいる野生のコウノトリも見る事が出来てとても感動的でした!
お近くに行った際はぜひ立ち寄って、身近な自然について学んでみて下さい。
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