今日は何の日?(10/26)
こんにちは。
静岡で活動している
Aqua design Blue’Sの佐久間です。
さて、今日は何の日か知っていますか?
今日、10/26は
『世界キツネザルの日』
です。
はい。すみません。
今日の話題は、海の生き物ではなく猿です。
生き物のお話しなので許して下さい。
この日は、世界自然保護連合(IUCN)霊長類専門家ブループによる
「マダガスカルプロジェクト」が
マダガスカルに棲息するキツネザルの事を多くの方に知ってもらい、
保全を進めて行くために定めた日です。
キツネザルと聞いてもピンと来ない方にわかりやすく
説明をすると、映画「マダガスカル」に登場してきた
愉快な猿たちこそがキツネザルです。
このキツネザルという猿は、世界に111種類が棲息しており
その全てがマダガスカル島とその周辺の小島とコモロ諸島にのみ
棲息しています。
島に111種類もの猿がいると聞くとビックリしますが、
マダガスカルという島は日本の1.6倍もの広さがあり、
世界では4番目に大きな島です。
場所で言うと、アフリカ大陸の南東海岸部から沖へ約400km
離れた場所にあります。
このキツネザルの111種類というのは全ての猿の種類の1/4もの数になるのですが、
その内の105種類、95%が絶滅の危機にあるんです。
日本で最も有名なのがワオキツネザルで、
映画「マダガスカル」の中ではキング・ジュリアンという名の子が
大騒ぎしています。
飼育係時代、このワオキツネザルの人工哺育個体(親が育児放棄などをして人の手によって育てられた子)に
少し携わっていた事があり、たまに園内に一緒にお散歩に出かけていました。
2匹をその時の状態などで交互に出してあげていたのですが、
どちらも性格はおっとり。
体が大きいので長時間抱っこしたり肩に乗せたりしているとそれなりに
疲れるのですが、長いシッポを私の首に絡ませてくるとまるでマフラーみたいで
冬場は温かいのです。
体もモコモコしているので触り心地もいいし、冬場は何かと助かります。
この猿は日向ぼっこが大好きで、冬場になると両手を広げて太陽の光を
一杯に浴びようとぼけーっしている姿を見る事が出来ます。
そんな姿も可愛らしい!
ご飯にはバナナなどの果物はもちろん、クマペレと呼ばれる元々はクマ用の餌として
開発された固形の餌をおやつといて与えていましたが、それを上手に掴んで食べている姿も可愛いのです。
園内につれて行くと、もちろん人気者!
ただ人慣れしているとは言え、ペットではなくて元々は野生動物です。
動物に絶対はありませんので、私たちがちゃんと見て、気を付けておかないと噛む危険性もあります。
本来は人の手で育てるという行為は極力避けないといけませんが、
この子たちには人気者になる事でこの猿に興味を持ってもらう、好きになってもらうという
重大任務に貢献してくれていたと思っています。
国内の動物園では、このようなとてもキュートなキツネザルの仲間を
6種類程度見る事が出来ます。
人の手によって絶滅の危機に瀕しているという事を、
ぜひ少しでも覚えてあげて下さいね。
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