飼育の日
こんにちは。
静岡のAqua design Blue’Sの佐久間です。
本日、4/19は
「飼育の日」
です。
これは、全国の動物園や水族館が加盟している日本動物園水族館協会(JAZA)が制定した日で、
動物園・水族館の役割と飼育の裏側を知ってもらおうという日です。
というわけで、今日はちょっと水族館の裏側をご紹介します。
今日は水槽内の波と水流のお話しです。
我々アクアリストが一般的な水槽で波や水流を起こす為には、小型の水流ポンプを使用します。
では、水族館の大きな水槽ではどうしてると思いますか?
水槽の規模や構造により色々な方法があります。
まず一つは、「ハイドロポンプ」と呼ばれている大型の水流ポンプを使用するパターン。
近年ではハイドロウィザードポンプというドイツ製の強力なポンプを使用する事で、
より複雑な水流を作り出したりしています。
もう一つは、日本庭園などで使用されている鹿威し(ししおどし)の大きな物を使用するパターン。
水が大きな器に一定量貯まると、器がひっくり返りバシャーンと水槽内に一気に流れ落ちます。
これは大型の水槽だけではなく、比較的に小さな水槽ではバケツなどて作られた
飼育係お手製の鹿威しが使われている事もあります。
そして今日紹介するのは、まさしく人工的な波を起こす為の装置。
水槽内に重い物を沈めたり上げたりを繰り返す事で、波を作り出すパターン。
縦に上下に動かすタイプ以外に、板状の物を横に動かすタイプがあります。
写真の物は上下に沈めるタイプの装置で、水量800tの大水槽で使用されていた物です。
こちらは大きなろ過機。
水族館は一般的な水槽と規模は全然違いますが、基本的な構造自体は同じだったりするので
裏側を知るだけでも勉強になります。
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