地震の対応
Aquarium TOJO Co., Ltd.代表取締役の東城久幸です。
全国Aquarium TOJO Family Teamの皆様(TOJO BRAINの皆様)
お疲れ様です。
【地震被害報告】
10月7日22時41分ごろに千葉県北西部を震源とする地震が発生しました。東京や埼玉でも最大震度5強を観測しました。
この地震による被害報告を確認しましたところ、東京お台場のタワービル23階に設置していましたW1800 ㎜の水槽から若干(直ぐ拭き取れる程度)の水が溢れたことを確認しています。
溢れた水は直ぐにその場の方がタオルで拭きとっていただきました。問題ないとのことです。
他に被害の報告は受けていません。
今回の地震はマグニチュード6.1深さ81㎞でした。
地震による水槽の被害は震度よりマグニチュードの値と発生場所の深さで被害が違ってきます。
一番怖いのは水漏れより海水が電気系統にかかり出火することです。常にこの危険性を注意してください。
大切なのは地震直後の対応です。水槽のあるお客様には必ずメンテナンスを担当する人の名前と連絡先を提出していてください。
キャビネット内には名刺などを入れて置きましょう。
※ちなみに今回若干の水漏れを起こしたタワーマンション23階の水槽は今まで3回地震による水漏れを起こしています。
とうぜん東日本大震災時は気持ちよいほど溢れ階段まで大量の水がこぼれました。当時の担当者は23階まで階段で上り下りして大変でしたね。
意外なのは2004年10月23日17時56分に新潟県中越地方を震源として発生したマグニチュード6.8震源の深さ13㎞の直下型(大陸プレート内地震)の地震です。最大震度7新潟方面ではほとんど震度6.5を観測しました。その時、新潟ではお客様に被害はなく少量の水がこぼれた程度でした。しかし遠く離れた東京(震度3程度)のタワーマンション23階の水槽は今回のように水が溢れました。
揺れの規模と揺れる向きと水槽の向きで水漏れがしやすい状況にあると考えられます。
TOJOでは地震による被害を今まで25年間分析しています。
ご参考にして下さい。
地震を怖がるのではなく確りとした管理と発生した時の対応法を常に確認しておきましょう。
関東大震災と南海トラフは常に警戒して安全対策を心がけてください。
以上、引き続き宜しくお願い致します。
東城久幸