アクアリウムフェア 2024
アクアリウムフェア 2024
東城久幸です。
≪夏季に魚を使うイベントについて≫
私がアクアリウムの業界に入り30年間それを見たり参加もしてきました。
今年もまたアクアリウムフェアが開催されます。
☆写真にアクアリウムフェアHPのリンクを貼りましたのでご覧ください。
私は「日本観賞魚振興事業協同組合」の役員も20年ほど勤める立場としてこのようなイベントの開催に至るまで幾度も業界の大手メーカー・問屋等代表の方々と一緒にミーティングに参加しています。そして私はいつも業界の中でも常に少数派となる意見をとなえています。
今回のアクアリウムフェアの開催は8月31日(土)~9月1日(日)に東京の二子玉川ライズ ガレリアにて開催されます。
野外で行うこのようなイベントは大変多くの来場者が見込まれ、業界としてもアクアリウムをアピールするには最高の場になります。
しかし昨今の夏の暑さは皆さんも知っての通り半端ではありません。このような暑い時期に野外でのイベントは魚達に負担をかけるので私はやめるべきか、生体の管理方法を確り伝えるべきと思っています。
昨今の犬猫を取り扱うイベントでも生きている動物は展示しない傾向になってきました。すでに先進国では魚にしても爬虫類にしても、取扱いには法的に効力のある罰則が付くなど配慮されていますが、日本ではまだまだその辺が甘い状態です。
夏の暑い時期に野外でのイベントはエアコンもない状況で小さな魚達にとってストレスばかりです。
例え会場が室内であってエアコンも完備されていても、設営時や搬出時にはエアコンが効かず水温は30℃を超える暑い状況になります。
イベントを開催する立場の方はその辺を確り伝えて間違っても悲惨な事故を起こさないで欲しいと願います。
そして金魚すくいや釣り堀等魚達の虐待の何物でもありません。
私も過去熱帯魚ショップも経営して、夏のイベントで金魚すくいをしたこともありました。
そして多くの金魚が犠牲になる事に疑問を抱き、そのような行為はするべきでないと考えるようになりました。
今ではほんとうに反省しています。
私は過去にレイアウトディスプレイコンテストでも数多くの優勝を頂いていますが、人が素晴らしいと思う作品でも魚達がストレスばかりでは何の意味もありません。
今回のアクアリウムフェアよりしばらく中止をしていたレイアウトディスプレイコンテストも再開することになりました
そして一般の方も参加されますので、魚の管理を徹底的に伝えるべきと考えます。
プロである私たちは魚の取り扱いには慣れていますが、初めて参加されるような一般の方はその辺を理解していないように思います。
夏のイベントはとにかく魚達が酸欠状態に陥りやすい状況です。そんなさなかにCO2などを入れたらどうなるか?想像が付きますよね。
イベントに参加される方は事前に生体に負担をかけない方法を考えておいてください。
例えば魚を入れてくる入れ物には携帯用のエアレーションを入れましょう。
酸素の出る石を入れておくだけでも違います。
このようなイベントでは水槽メーカーさんも新商品を並べるので、見ていてとても参考になり楽しいと思います。
生き物を扱うことを仕事としている私たちであるからこそ、生き物に優しく、魚の生涯を責任をもって扱いましょう。
☆アクアリウムのレンタルメンテナンスは全国Aquariumu TOJO Family Teamへご依頼ください。愛情を持った素敵な仲間が責任をもって担当致します。昨今増え続けるTOJOを真似て安さばかりを謳う他業者にはくれぐれもご注意下さい!
私たちはさかなの気持ちを大切にしています♪
#アクアリウムフェア