高知県が誇る偉人

Aqua Design Blue'S

こんにちは。
静岡のAqua design Blue’Sの佐久間です。

突然ですが、高知県の有名人って言うと誰を思い浮かべますか?

坂本龍馬?
岩崎弥太郎?
やなせたかし?
広末涼子?
島崎和歌子?

いえいえ!

牧野富太郎です!

たぶん、知らない方の方が多いと思うのですが、
牧野富太郎は日本が世界に誇る凄いお方なのです。

このお方は植物学者で、
生涯に採集した植物の標本は50万点とも言われていて、
牧野博士が命名した植物はなんと2500点以上!
自ら発見した新種にいたっては600種という
「日本植物学の父」とも言われているお方です。

この牧野博士の功績を称えて作られたのが、
高知県立牧野植物園です。

建設計画の時に、
「子供の頃から訪れていた五台山がいい」とのご本人の意見から、
四国霊場31番札所の五台山竹林寺から土地を譲り受けて
山頂に作られた広大な植物園では、
高知県特有の草花を中心に3000種以上を展示しています。

向かうまでの一本道は、車1台が通れる程度の車幅(一方通行ですが)に
片側は崖。
冬季や早朝はきっと凍結するんだろうなというなかなかハードな道で、
ナビがなければ本当にこんな山の山頂に県立の植物園があるのかと
思ってしまうような場所なのですが、着けば市内を一望できる絶景が待っています。

園内では牧野博士が発見や命名した植物がいたるところにたくさん
植えられているのですが、敷地が広いので細かく見ていかないと確実に見逃すレベル。

この植物園は牧野博士の資料館も併設されており、
建築物がとても洗練されたデザインで造られているのも特徴です。

特に注目なのは温室。

入口は大木の洞窟をイメージした高さ9mの塔になっています。

古代都市というか、どこかラピュタのような雰囲気。

水辺のエリアをよーく見ると魚がいます。
特に表示もないしよく見ないとわからないのですが、比較的大きなサイズの淡水魚でした。(写真は撮れず)

こちらのエリアには、同じく種はわかりませんが小魚が。

資料館の方には、とても綺麗に管理されている水草水槽も展示されていました。

水草を見せる水槽なので、魚は残念ながらいませんが・・・。

昔から思っている事なのですが、動物園、水族館、植物園、博物館、昆虫園って展示内容が似ている部分がありますよね。
特に敷地の広い動物園では、生き物の棲息地にあわせた植物を見せたり、ピクニックエリアのような場所には綺麗な花を植えて
しっかりと展示をする事で植物園の意味を併せ持つ事が出来ます。
また植物園では、鳥や昆虫や魚を展示することも出来るはずです。
もちろん展示に限界はありますが、多機能を一つの施設が持ち合わせてしっかりと見せればそれだけ施設の魅力はアップするし、
総合的な勉強にもなる。また、街は赤字の施設をたくさん持つ必要性がなくなります。
残念ながら、施設を作るうえで日本にはそのようなものを作るノウハウが間違いなく欠けていて、
それらのデザイン・建築に特化した企業もないのが現状です。

さてさて、なぜこの植物園を私が訪れたのかというと、もちろん勉強の為です。
牧野博士の事はもちろんですが、
魚がいるかもしれないという事と、草花の事、
そして建築物のデザインを見てみたかたったからです。

最後に牧野博士が残したという名言をw

「飯より女より好きなものは植物。」

「私は植物の愛人としてこの世に産まれたように感じます。」

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