なぜ日本にはペンギンがたくさんいるの?

Aqua Design Blue'S

こんにちは。
静岡のAqua design Blue’Sの佐久間です。

本当は楽しいはずのGWを家で缶詰め状態のみなさん。
水族館のマメ知識のお時間です。

今回は前回お話ししたペンギンについて、
もう少し話を掘り下げてみたいと思います。

前回、日本は世界一のペンギン好きな国というお話しをしました。

18種類いるペンギンの内、現在国内で飼育されているのは
・エンペラーペンギン(コウテイペンギン)
・キングペンギン(オウサマペンギン)
・アデリーペンギン
・ヒゲペンギン
・マカロニペンギン
・フンボルトペンギン
・ケープペンギン
・マゼランペンギン
・コガタペンギン
・ジェンツーペンギン
・イワトビペンギン
の11種類。

左右にいる大きなのが世界最大のペンギン、エンペラーペンギン。
似ていますが、中央にいる少し小さいのがキングペンギン。

その内のジェンツーペンギンとイワトビペンギンに関しては
亜種と呼ばれている細かい違いがある個体が2種類づつ
(キタイワトビペンギンとミナミイワトビペンギン、
キタジェンツーペンギンとミナミジェンツーペンギン)
いますので、正確には11種13分類のペンギンを見る事が出来ます。

では、なぜ日本にこんなにたくさんのペンギンがいるのでしょうか?

これには、実は捕鯨と深い関わりがあります。

日本は戦後の食糧難を解消する目的で1946年から、
南氷洋捕鯨を再開しました。

その際、キャッチャーボート(捕鯨船)にペンギン達が度々飛び込んで来たそうです。
そのペンギンをそのまま日本に持ち帰り、全国の動物園や水族館に寄付したそうです。
ペンギンは長い船旅の癒しになったそうで、甲板にペンギン用のプールをわざわざ作った船まで
あったそうで、船員たちはちゃんとペンギン達に餌も与えていたんだとか。

そのような歴史があるので、長崎や下関のような捕鯨船の港があった街の水族館では
今でもペンギンがたくさん飼育されていますし、それらの街には剥製などが今でもたくさん残っています。

もちろん今では勝手に持ち帰るような行為は行っていませんし、条約の関係などもあり
野生からの導入というのは難しくなっています。

もし捕鯨を行っていなければ日本はもちろん世界中の動物園・水族館には今ほど
ペンギンはいなかったでしょうし、もしかしたら研究もあまり進んでいなかったのかもしれません。

もちろん、試行錯誤のうえで日本のペンギン飼育技術が高くなり繁殖が順調に進んでいるからという
側面があるのですが、おそらく日本の環境自体がペンギン達には意外と適していたんだと思います。
※少し捕捉をすると、ペンギンというと寒い氷の上で棲息しているイメージがありますがこれは間違い。
昔の動物園や水族館で、展示場を氷をイメージする配色やデザインにしていたのがその間違ったイメージの大きな要因です。
南極大陸周辺に棲息するのはエンペラーペンギンなどわずか3種だけで、暖かい赤道付近に棲息するペンギンも
います。

以上、今回は
「なぜ日本にはたくさんのペンギンがいるのか?」
というお話しでした。

ペンギンのお話しはまた機会があればしますね!

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